テレワークの推進と運用管理コストの削減を同時に 実現

国内最高峰のCG映像制作技術により、独自の世界観やキャラクターの魅力が存分に描き出されたCGアニメーションで世界へ最高のエンタテインメントを届けるマーザ・アニメーションプラネット様。多様な働き方を推進すべ く、2021年に電話システムをオンプレミスのInfiniTalkからクラウドサービスに移行されました。
InfiniTalkクラウドサービスの導入を推進された、映像事業本部 プロダクション部 システム課の秋重様、松本様にお話を伺いました。
検討の背景
電話システムのクラウド化でテレワーク体制の構築を検討
私たちは、映画やゲームなどに登場するCGアニメーションを専門とする制作会社で、社内には高度なワークステーションが並んでいます。ただ、そうした制作環境とは別に、業務系のシステムやインフラには常に「運用負荷が高い」という課題がありました。
数年前から、業務サーバーをクラウド化して運用コストを減らす取り組みを進めていましたが、電話システムだけはオンプレミスのまま。コロナ禍で在宅勤務が増えたことで、出社しないと電話が取れない部署が出てきてしまい、「そろそろ電話も見直そうか」という話になりました。
固定電話のために誰かが出社しないといけない状況は、社員の感染リスクにもつながる。テレワークを本格的に推進するためには、電話のクラウド化が必要不可欠だと、改めて実感しました。
選定理由
固定電話回線をそのまま利用できるメリットの高さ
電話システムの切り替えを検討する際、私たちが重視したのは「これまでの資産を活かせること」でした。
InfiniTalkは、これまで使っていた固定電話回線やIP電話機がそのまま利用でき、運用の手間を最小限に抑えて移行できる点が非常に魅力的でした。他社のサービスでは、機能追加が有料だったり、回線の再整備が必要だったりと、かえってハードルが上がるケースも少なくなかったので、その点でも安心感がありました。
それから、スマートフォンアプリの導入が非常に簡単で、FAQなどを参考にしながら社内でもスムーズに展開できたことも助かりました。設定や使い方でつまずく人がほとんどいなかったので、社内サポートの負担も少なく、導入後の混乱もありませんでした。
さらに、ジェイエムエス・ユナイテッドのサポートチームが、検証段階から常に迅速かつ丁寧に対応してくれたので、安心して切り替えを進めることができました。
導入後の効果
出社せずに電話応対が可能になり、コスト削減にもつながった
InfiniTalkの導入後、最も大きな変化は「電話のために出社しなくてよくなったこと」です。
スマートフォンアプリを内線端末として活用することで、在宅勤務中の社員も出社時と同じように電話対応ができるようになりました。感染リスクの軽減だけでなく、働き方の自由度が大きく広がったと感じています。
また、電話機の使用数も見直すことができ、IP電話機は20台削減。入社・退職・レイアウト変更時の電話機移動や設定もアプリに置き換えたことで、システム課の対応工数も減らすことができました。
さらに、以前はテレワーク中の社員に電話を転送するたびに社用スマートフォンへの発信通話料が発生していましたが、今では内線通話がアプリ間で完結するため、通信コストの削減にもつながっています。
今後の展望
テレワークの適用範囲拡大で、より安心・安全なBCP対策を目指す
現在、スマートフォンアプリを利用した内線運用は一部の社員に限定して使っていますが、今後はさらに対象を広げていくつもりです。
自然災害や感染症など、出社が難しくなる局面でも、すぐにテレワークへ切り替えられる仕組みを整えておくことは、企業にとっての大切な備えだと思っています。
InfiniTalkによって、電話というインフラの使い方が“場所にとらわれないもの”に変わったと感じています。これからも、働きやすい環境づくりと、運用コストの最適化を両立できる仕組みとして活用していきたいと思います。
お客様概要
会社名 | マーザ・アニメーションプラネット株式会社 |
所在地 | 東京都品川区 |
事業内容 | CGアニメーション制作・映像企画制作 |



